【初心者必見!】プログラミング言語ごとの特徴まとめ、目的別で勉強すべき言語も紹介
更新日:2021年12月22日プログラミング言語は、言語ごとにできることや目的が違います。
まずは目的別の勉強すべきプログラミング言語を紹介していきます。
目的別勉強すべきプログラミング言語
Webアプリの開発
HTML / CSS / JavaScript / サーバーサイドのプログラミング言語1つ
WordPressで開発していきたい場合は、PHPがおすすめ
大規模システムや金融システムなどの開発
Java または Scala
但し、初心者でJavaなどを行うと楽しさがわかる前に挫折する可能性がありますので、HTML / CSSから始めるのもおすすめです。
スマホアプリの開発
iOSならSwift、AndroidならKotlin
Obeject-Cでも可。最初に、HTML / CSS / JavaScriptを学習しておくことはおすすめです。
データアナリストやデータサイエンティスト、機械学習
SQL / Python、アプリなどでプロダクトを開発する場合は、加えて上記の目的に応じたプログラミング言語
まずは身につけたい基本となるプログラミング言語
HTML
プログラミングの基礎。文章を作るためのプログラミング言語です。特に準備することなく手軽に試せて、見た目に反映されるため、取っ掛かりとしては最適です。
progateやドットインストールから始める人もHTMLから始めるとプログラミングに対する抵抗感は下がるでしょう。
簡単なページであればHTMLだけでも作れるので、難しいことが不要な人はHTMLだけで色々と作ってみるのがおすすめです。
CSS
HTMLで作った文章に装飾を付けるのがCSSです。文字サイズを変えたり、色をつけたりなどを行うのがCSSです。CSSを変更することで目に見えて変化がわかるため、楽しく学習できる人が多いです。
CSSを身に付けられるとwebサイトでできることが増えるため、CSSを極めていくのも一つのやり方です。
webデザイナーになりたい人やwebデザインできれいなサイトを作りたい人は特に知識を深めておきたい言語です。
javascript
主にwebサイトに動きを付けることをするのがjavascriptです。文字のフェードインであったり、ハンバーガーメニューを作ったりするのに使われます。javascriptをマスターすることでCSSだけでは表現できないアニメーションなどが作れて、webサイトのクオリティが上がります。
webデザイナーやwebデザインを極めたい人はよく学習して、知識を付けておくのがおすすめです。
最近では、javascriptのフレームワークも豊富になってきており、javascriptだけでできることは多くなっており、学習しておいて損をしない言語です。
Web開発向けサーバーサイドのプログラミング言語
PHP
サーバーサイド言語の1つで、Webサービスの開発などによく使われている言語です。
PHPが使われているサービスで最も有名なものだとWordPressがあります。
Ruby、Python登場前のWebサービスに特に多く使われており、今もPHPで開発されておいるサービスも多いです。
いずれ仕事がなくなると言われて結構な時間が経っていることから仕事がなくなる未来は考えにくく、今後もPHPエンジニアの需要は一定残っていくでしょう。
また、WordPressに使われている言語であり、PHPを勉強しておくことで、WordPressのカスタマイズなどにも対応できるようになるのは魅力の1つです。
将来的にフリーランスでWordPressの受託開発などを考えている人は、PHPで勉強しておくのがおすすめです。
Ruby
日本人が開発したプログラミング言語で、日本語の情報が他のプログラミング言語よりも豊富です。
Webサイトの開発などに用いられることが多く、Rubyで作られたサービスのほとんどがRuby on Railsで作られており、
RubyとRuby on Railsを学習することで多くの求人に対応できるようになるのが魅力です。
書き方のルールも優しめなので、初心者が学習しても、エラーが少なく表示、運用できるのがメリットですが、チームで開発する場合には、ルールを厳格に決めないと各自のルールで書かれた汚いコードになりがちなのがデメリットです。
Ruby が使われているサービスには有名なサービスも多いため、これら企業で働きたい人には、おすすめのプログラミング言語です。
Python
平均年収が高いプログラミング言語で上位に名を連ねることが多いプログラミング言語がPythonです。
Pythonは、Webサイトの開発などもできますが、多くの場合でデータ分析や統計解析など、たくさんのデータを使って何かをする際に利用されています。
データサイエンティストであったり、機械学習エンジニアがPythonを使っているケースが多く、エンジニアスキル以外にもデータを活用できるスキルを評価されて、年収が高くなっている傾向にあります。
そのため、Pythonを勉強すれば、年収が高くなりやすいというわけではありませんので、ご注意ください。
データサイエンティストであったり、データに関するロジックの実装を担うエンジニアであったりといった職種は、近年出てきた新しい職種となっており、企業は人を募集している一方で、該当人材は市場になかなか存在しません。
Pythonを使ってデータ周りのエンジニアリングを行いたい人はPythonの学習に向いていると思います。
Go
RubyやPythonの課題に対する解決できる言語として開発されたのがGoです。
RubyやPythonのコードは機能が追加されていくにつれて、コードも肥大化、複雑化しやすいという問題がありました。
こちらの解決策として考えられたのがGoです。Goは、RubyやPythonと比較してシンプルな書き方のみでしかプログラムを走らせることができません。
その結果、コードの複雑化や肥大化を避けられるようになりまし。効率的にコードを書き続けられる環境を保てるのがGoの良さです。
また、シンプルな書き方のみに対応しているため、学習コストが低いのもメリットです。
まだまだ新しい言語のため、Goを使っているサービスは多くありません。また、Goに深く精通したエンジニアも少ないのが現状です。
Node.js
サーバーサイドのJavaScriptの実行環境です。
ブラウザでしか実行できなかったJavaScriptをパソコン上で実行することを可能にできるのがNode.jsです。
Node.jsを使うことでJavaScriptとNode.jsのJavaScriptのみでWebアプリケーションが作れるようになります。
Node.js以前はサーバーサイドの言語であるPythonのDjangoやRubyのRuby on Railsの学習が必要でしたが、Node.jsの登場でJavaScriptのみで様々なシステムや機能開発が完結するようになり、非常に便利になりました。
PythonやRubyにこだわりがないのであれば、学習対象をNode.jsにするのもおすすめです。
アプリ開発向けのプログラミング言語
Objective-C
C言語をベースとしたプログラミング言語で、iOSのアプリやAndroidのアプリの開発に使われています。
C言語がベースのため、C言語を勉強している人には学習コストが低く、習得できるでしょう。
SwiftやKotlinの登場前にiOSアプリやAndroidアプリの開発に用いられていました。
SwiftやKotlinの登場以後はSwiftやKotlinで開発されるアプリも増え、人気度はやや下がりつつあります。
Swift
Apple社が発表したプログラミング言語がSwiftです。
Apple社が発表したこともあり、Apple製品向けのアプリケーションを開発するための言語です。
実行速度が速く、安定性があるので、開発・運用しやすく人気です。
デメリットとしては、開発にはXcodeが必要になるため、Macでの開発が基本となる点です。
もしSwiftを使ってiOSアプリを開発しようと思った際には、Mac端末を準備する必要があるので、ご注意ください。
Kotlin
Javaを起点として、Javaよりも簡潔に書けて、安全性を維持できるようにと考えられて開発された言語です。
Javaで作られているため、Android向けのアプリ開発などで使用されることが多いです。
Kotlinは比較的新しくできた言語であり、日本語での情報量がやや心許ないところがあり、開発するのに少し骨が折れるかもしれません。
日本語情報が少なく、日本人でも扱える人が、他のプログラミング言語と比較すると少ないため、求人の年収は高い傾向にあります。
大規模システム開発向けのプログラミング言語
java
古くからあるプログラミング言語の1つ。金融機関のシステムなどで使用されており、大規模で早い処理が必要なシステムを作る際に重宝されるプログラミング言語。
昔からあるが、依然としてJavaで動いているシステムも多く、エンジニアの求人は尽きる気配が見えません。
プログラミングの考え方などを勉強するには良い言語であるが、Webサイトの開発などでは使われることは少ないため、Webサイトの開発希望の人は学習しなくても問題ありません。
大規模システムの開発などに携わりたい人や求人が多い言語を学習したい人にはおすすめです。
Scala
ScalaはJVMで動くプログラミング言語です。
Javaでできることはほとんどできるため、Javaに代わるプログラミング言語として期待されています。
関数型プログラミングとオブジェクト指向型プログラミングの2種類の書き方ができるため、書きやすいです。
まだまだ使用されているサービスはすくないですが、書きやすく高速処理が可能なため、Javaで作られているサービスを中心にリファクタリングされたり、高速処理が必要なアプリで使用されたりと徐々に数を増やしています。
比較的新しい言語のため情報が少なく、勉強に苦労するのが難点です。
データベースを扱うためのプログラミング言語
SQL
データベースを操作するための言語がSQLです。
データベースが使用されるシステムにて、多く採用されています。
サーバーサイド、フロントエンド関係なく、データベースを扱うための独自の言語のため、データベース周りの知識を増やしていきたい人は学習しておいて損はありません。
エンジニアだけでなく、データを使う職種であるデータアナリスト、データサイエンティストやマーケターなどもSQLを習得しておくことで、仕事の幅が広がります。
基本情報技術者試験でも出題される内容ではあるので、どんなエンジニアを目指すにしても学習しておくのがおすすめです。
まとめ
プログラミング言語はたくさんありますが、目的に合ったプログラミング言語を勉強しないと挫折したり、無駄になったりしますので、事前に確認して勉強しましょう。