Webエンジニアって何?Webエンジニアにはどうやってなるの?
更新日:2023年01月09日Webエンジニアに興味はあるけど実際どんなお仕事なのか興味がある人も多いのではないでしょうか?
そんなあなたにWebエンジニアの仕事内容、どうやってWebエンジニアになるか、年収、将来性などについてまとめていきます。
Webエンジニアの仕事とは?
Webエンジニアの仕事はWebサイトに関する開発を行うことです。
それは仕組みを作ることもあれば、デザイナーが作ったデザインを忠実に再現することもありますし、作成したWebサイトが問題なく動くように調整することもあります。
各エンジニアによって担当する仕事領域や得意・不得意領域などは異なりますが、Webの開発に関わる業務を担うのがWebエンジニアです。
Webエンジニアの中でも役割が分かれており、プログラマーやコーダーと呼ばれる人やバックエンドエンジニア、フロントエンドエンジニアと呼ばれる人もいます。
あなたが見ているこのWebサイトもWebエンジニアのおかげで閲覧することができますし、多くのWebサイト・WebサービスがWebエンジニアの手によって作成されています。
WebエンジニアとWebデザイナーの違いは?
WebエンジニアとWebデザイナーは全く異なります。
Webエンジニアは先ほども記載しましたように、Webの開発業務を行うのが仕事であり、役割です。
一方、Webデザイナーはデザイナーですので、基本的にはデザインの部分のみを担当することになります。
Figmaやphosothop、Illustratorなどのデザイン作成ツールを使って、ユーザーにどういうデザインのサイトを見せるかを考え、作成するのが主な仕事となります。
個人事業主やフリーランス、人数の少ない組織の場合には、WebエンジニアがWebデザイナーの役割を求められることもあるでしょう。逆にWebデザイナーにエンジニアのスキルを求められることもあるかもしれません。
しかし、基本的にはこの2者の役割は全く異なりますので、Webエンジニアにデザインスキルは必要ありませんし、Webデザイナーに開発のスキルは必要ありません。
但し、お互いのことを理解しておくと、一緒に仕事をする際に仕事がしやすくなります。例えば、エンジニアが作りにくいデザインやWebで表現できないデザインを避けることなどが挙げられます。
Webエンジニアになるために必要な資格はある?
Webエンジニアになるために必要な資格はありません。
現状、日本の場合は、Webエンジニアになるために学位も必要ありません。
ですので、Webエンジニアは極端な話、誰でもなれます。
Webエンジニアになるために必要なスキル Webエンジニアになるために必要なのは資格ではなく、スキルと経験です。
Webエンジニアになるためにあるとよいスキルや経験の一例として、下記のようなものが挙げられます。
- 開発経験
- フロントエンド言語の経験と理解
- バックエンド言語の経験と理解
- UI(ユーザーインターフェース)
- UX(ユーザーエクスペリエンス)
- サーバーに関する理解
- Webに関する理解
- SEO
上記すべてを網羅的に理解しておく必要はありませんが、より多くのことを知っていることによるメリットは大きいです。
また、1つのことを深く理解しておくことも大切なことです。
最近では、AIがコーディングをしてくれたり、簡単にWebサイトを作成できたりするサービスも出てきていますが、まだまだWebエンジニアの手が足りないのが実情ですし、難しい開発になればWebエンジニアの手が必要です。
Webエンジニアになるために、上記のようなスキルと経験が必要ですが、スキルや経験を示すためには、あなたのポートフォリオを持つことが重要です。
Githubはその1つの例ですし、技術ブログやQiitaといったサービスもあなたのスキルや興味関心を他人に示すのに役に立つものです。 是非取り入れていってください。
また、目に見える形のスキル以外にも下記のようなソフト面でのスキルも重要になってきます。
- コミュニケーション能力
- 問題解決能力
- 論理的な仕事への取り組み
- 技術的な事柄を明確に説明する能力
- 技術への強い関心
1人で完結するお仕事は多くありません。
ですので、人とのコミュニケーション能力はどうしても必要となってきます。
また、抽象的な課題や他に事例のない課題にぶつかることもあるかもしれません。
そういった場合には、状況を把握し、1つ1つ課題を潰していって実現するスキルも必要になってくるでしょう。
最後に、やはりWebエンジニアに求められるのは技術への興味関心と日々のスキルアップ意欲です。
技術の進歩はとりわけ早く、日々新しいものが出てきています。数年前までスタンダードだった記法や言語が、今では全く使われなかったり、脆弱性が見つかってアンチパターンになっていることも少なくありません。
そういった情報にアンテナを張って、日々新しいものへの挑戦と改善を続けていく姿勢が求められます。
Webエンジニアの年収は?どのくらい稼げる?
Webエンジニアの年収はピンキリで、あまり正確な値は出せません。
フリーランスで働いているWebエンジニアは年収1,000万円を超えるエンジニアもいます。
職種別で比較した際には、平均よりも高い年収を貰っているのがWebエンジニアの実情です。
場所を選ばずに働くことができますし、市場からのニーズも高い職業ですので、フリーランスとして活躍する人も多く、夢のある仕事とも言えるでしょう。
Webエンジニアの日々の仕事とは?
Webエンジニアの日々の仕事は、会社や組織によって変わるので、一概には定義できません。しかし、例を挙げることはできます。 例えば、下記のようなことが仕事です。
- Webデザイナーが作ったデザインを再現する
- Webサービスのパフォーマンスを改善する
- 新機能の実装に向けて要件を確認する
- テスト自動化に向けて会議をする
- 新しい技術を取り入れることについて調査する
携わるサービス次第で変わってしまうので、一概には言えませんが、エンジニアが関係するところはサービスにおいても重要なところが多く、 日々より良いものへの改善が求められることも多いです。
Webエンジニアのキャリア Webエンジニアには、大きく分けて3つの専門性があります。
フロントエンド開発
Webの見た目の部分に関する開発を行う役割です。会社や組織にもよりますが、デザイナーの作ったデザインを再現するのもこの人の役割です。
バックエンド開発
ユーザーの目には見えないが、データの管理やデータを紐づけたりするなど重要な役割を担うのがバックエンド開発です。
フルスタック開発
フロントエンド開発とバックエンド開発、両方の役割を担うのが、フルスタック開発です。両方できることは素晴らしいことですが、フロントエンドとバックエンドの専門性が上がってきていることもあり、難易度は高くなっています。
Webエンジニアとして働く人のキャリアとしては、テックリードといったエンジニアをリードしていくリーダーの役割を担っていき、CTOといった技術組織の長になるのが一つのキャリアです。
別のキャリアとしては、プロダクトマネジメントの領域を強化して、プロダクトマネージャーになる人もいますし、テクニカルコンサルタントといった技術面でサポートしていく人もいます。
Webエンジニアに興味を持ったら何から始めるべき?
これまでの説明でもしWebエンジニアに興味を持ったのであれば、まずはプログラミングに触れてみることから始めるのがよいでしょう。
Webエンジニアの仕事は技術への興味・関心と切っても切れない関係があるので、プログラミングの体験から興味が持てるか学習が続けられるかを考えてみるのがおすすめです。
また、既にプログラミングに触っている人であれば、ポートフォリオのサイトを作ってみたり、興味のあるものを作ってみるのもよいでしょう。大学生であれば、インターンやアルバイトに応募してみるのも良い経験となるはずです。
まずは行動してみることで色んな可能性が広がっていくでしょう。